住まいに差し込む陽の光は、季節によってその角度が変わります。その動きを知ることにより、暮らしにうまく光を取り入れます。

方角によっても日差しの角度は変わります。方角に合わせた日差しの採り込み方と遮り方を知って、快適な住まいづくりに活かしましょう。

夏の高い高度の日差しは水平に遮り、冬は低い角度の日差しを採り入れる。低い位置から強く差し込む夏の西日は、垂直に遮る。

光を取り入れるだけではなく、どのように配置するかも大きなポイントです。TVへの映り込み、近隣とのプライバシーへの配慮など様々な条件を考慮しながら計画していきます。

日本は南北に長く、背骨のような山脈があることで、地域ごとに季節風の風向きが異なります。夏は涼を得るために風を取り入れ、冬は風による寒さを防ぐ。住まいづくりを始める前に知っておきたいポイントです。

取り込んだ風を効果的に家の中に通すには、シンプルな間取りのほうが効果的です。室内に風の通り道をつくってあげましょう。

【図】間取りの違いと風抜けしやすさ(弊社解析結果より)

地域ごとの風向きに合わせて、風上に風の入り口となる窓を、そして風下にも風の出口となる窓をつくりましょう。それにより、効果的に風を取り込むことができます。